ゆうこう歴史が漂う新種の果実
「ゆうこう」は、現在、佐賀藩であった長崎市内の土井首地区と外海地区などの限られた地域にわずかの自生樹が確認されています。「ゆうこう」は、キリシタンと深く関わりのある地域に多く自生しており、キリシタンが伝えたのではないかといわれるなど、歴史的興味を抱かせる説もあります。 |
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食の世界遺産「味の箱舟」にも認定された長崎の味「味の箱舟」とは、各地域の伝統かつ固有な在来品種など、希少な食材を守ることを目的とし、世界共通のガイドラインで選定。地域における食の多様性を維持する世界的な取り組みです。ゆうこうは、香酸柑橘系に分類されるため、酸味はありますが、糖度10度以上と甘みが強いのも特徴。苦み成分であるナリンギンやネオヘスペリジンをほとんど含んでいないので、美味しさ、まろやかさが際立ちます。 |
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ゆうこうの皮と青唐辛子、塩を混ぜて胡椒にしたり、果実に竹ストローをさして果汁を飲んだり、お風呂に浮かべたりと、地域に根付いた果実。地元の人たちは「ゆうこうは捨てるところがない」といいます。また近年では、強すぎない香りが料理の邪魔をしないとして、国内外を問わず、料理人から注目されています。 |
ゆうこうのいろいろばなし。
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